お題目について
お題目「南無妙法蓮華経」について
『お題目』とは、私たちが常日頃お唱えしている「南無妙法蓮華経」のことです。
「南無」とは、「帰依する」や、「心から信仰いたします」という意味です。したがって、私たちは「心から妙法蓮華経に帰依し、命がけで信仰いたします」とお唱えしているのです。
『お題目』には、『法華経』の六万九千三百八十四文字のすべての功徳が備わっています。ですから生半可な気持ちで唱えてはならず、心身を清らかにして、お釈迦さまと一体になることを念じて、真剣にお唱えしたいものです。
日蓮大聖人は御書『観心本尊抄』(かんじんほんぞんしょう)の中で、「釈尊の因行・果徳の二法は、ことごとく妙法蓮華経の五字に具足す。我らこの五字を受持すれば、自然に彼の因果の功徳を譲り与えたもうなり」と教え示されております。
この尊い『法華経』の教えを心から信仰し、『お題目』をお唱えすることによって、私たちの心とお釈迦さまの心が交じり合うのです。
※ 顕本法華宗 『顕本読本』『信徒必携』より引用。