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ご本尊について

宗祖日蓮大聖人奠定の大曼荼羅御本尊について

私たちが信仰の対象として、心をこめて拝むのがご本尊です。
顕本法華宗のご本尊は、お釈迦さまが『法華経』を説法されている様子を、どのような場所でもおまつりできるようにと、日蓮大聖人が文字で顕されたもので、お曼荼羅(十界互具の大曼荼羅)(じっかいごぐのだいまんだら)といいます。
その内容は、はるかなる久遠の昔から私たち衆生をお救い下さっているお釈迦さま(仏宝)と、すべての人々が救われる「南無妙法蓮華経」の教え(法宝)、正しい法を伝えるお釈迦さまの弟子(僧宝)の、仏・法・僧の三宝さまを中心に示されております。
ご本尊は、お釈迦さまの悟りの世界そのものであり、その大慈悲心を顕したものです。

顕本法華宗の信徒である私たちは、宗祖が顕された正しいご本尊を掲げて、毎日の信仰増進に励むようにいたしましょう。

顕本法華宗のご本尊のおまつりの仕方

日蓮大聖人は信仰する上で「ご本尊(信仰の対象)を決して誤ってはならない」と説いておられました。各家の信仰のよりどころである、お仏壇で最も大事なのはご本尊です。
それはお位牌でもなく、日蓮大聖人像でもありません。

日蓮大聖人が『法華経』の世界を精根込めて文字で書きまとめられましたお曼荼羅(お掛け軸・図(1))が本宗信徒の拝すべきご本尊であります。

お曼荼羅の中には、さまざまな諸天善神のお名前が記されていますが、どなたも皆お釈迦さまに帰依されていますので、その内のお一人だけを取り上げて礼拝の対称にするのは誤りです。
お釈迦さまをさしおいて、他の神仏を本尊にしてはいけません。また本宗ではお曼荼羅の左右に別に鬼子母神や大黒天の神像・掛け軸をおまつりしません。また、他宗のお寺のお札も仏壇の中にまつらないようにして下さい。
 
お曼荼羅の前に日蓮大聖人の座像(図(2))をご安置する場合には、ご本尊の前を大きくふさいではいけません。お位牌(図(3))は、お曼荼羅の左右、またはそれより一段下に置いて下さい。お曼荼羅はお仏壇の中心ですので、お位牌やお供え物で前を塞いだりしないで下さい。

なお、お仏壇の購入等で、お曼荼羅を新調される時は、必ず菩提寺にお願いして、総本山妙満寺から授与されたお曼荼羅をご住職に開眼供養してもらって下さい。


※ 顕本法華宗 『顕本読本』『信徒必携』より引用。
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